エイプ50用　GPスタイルマフラー

こちらのマフラーは公道走行不可です

エイプは、XLR80R、XR80Rのフレームがベース。

エンジンはCB50系の空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンがベース搭載されていますが、

CB50に比べて、デチューンされて搭載されています。

エイプのマフラーのコンセプトは、デチューンされて、落ちてしまった高回転時のパワーを

取り戻すようなマフラーをコンセプトに作成しました。

エイプのエンジンは、もともと低回転時のトルクを重視したセッティングになっているため、

マフラーを低速重視に仕上げてしまうと、高回転時全く伸びないマフラーになってしまいました。

エイプのマフラーの開発にあたり、我々がコンセプトにあげたのは・・・

アイドリングで暖機していても、近所の迷惑にならない音量

抜けが良く中速から、高速までストレス無く回すことが出来る出力特性

この二つでした。

しかし、抜けがよくなるということは、音量も大きくなってしまうということ。

出力特性がうまくいっても、音が大きくなりすぎてしまう。

そして、音が小さくなっても、今度は出力がうまくいかない。

マフラーの製作にあたっては、サイレンサー、エキパイを何度も作り直し、

ダイナモに乗せ、パワー特性を調べて作り上げました。

近接排気音は83db/3750rpm

エイプのエンジンは暖まるまでは、アイドリングが安定せず、

アクセルの「ツキ」も悪い為、ある程度は暖気する必要があります。

その為、チョークを引っ張って、暖気をする際に

近所に気を使わなくて良いようにバッフルの形状を何度も検討し、近接排気音を絞りました。

エイプ用GPスタイルマフラーのバッフルは独自のムーバブルバッフル機構を採用しています。

バッフルの脱着で音量の調整が可能でさすが、更にバッフルの中のムーバブルバッフルの位置を調整することで細かい音量の調整が可能です。

ムーバブルバッフルは7段階で調整が可能です。
[穴は８個開いていますが、マフラーの出口側の穴は使用できません。]

もともとデチューンされていた高回転域でのパワーが出るようになり

ノーマルよりも、エンジンがよく周るようになります。

マフラーの抜けがノーマルよりも良い為、ボルトオンでも高回転までスムーズに周りますが、

メインジェットを少しあげた方がよりスムーズに加速するようになります。

ワールドウォークで開発の際には、同じ江戸川区のハンターさんにご協力いただく事が多いのですが、

ハンター製のエイプ用　80ccボアアップキットとパワーフィルターをつけて、ＧＰマフラーとの相性を試しました。

メインジェットはもちろん変えなければなりませんが、全域にわたりトルクが一段階アップします。

サイレンサー容量が足りず、パワーが落ちるなんて事はありません。

デザインはよりスポーティーに見せるために、溶接跡をあえて残し、

レース車両のマフラーのようなイメージをつくりました。

エイプ50用　APE50　GPスタイルマフラー について 取り付けた感想 キャブ車用のマフラーですが、私のＡｐｅはＦＩ車なので、ガスケットを ３枚にして取り付けました。感想は、上まで良く回るようになりました。 バッフルを外すともっと良く回り、低音が響く良い音になりますが、 近所迷惑な音量になるので、バッフルは付けています。 エキパイがすぐに焼けてきました。しばらくしたら、もっと良い色に なると思います。 車種 エイプ５０　（２０１２年式）