【廃番】スポーツスター用ライトプーリースプロケット
ホンモノのスポーツスターの乗り味を手に入れたいならプーリーを変えよう
アメリカ本土を走っているスポーツスターと日本で走っているスポーツスターの違うポイントと言えば、日本の排気ガス規制に合わせて変更されたマフラーやエアクリーナー、燃料の噴射を制御しているインジェクションがあげられます。これらが変更されているためにアメリカ本土を走るスポーツスターに比べてパワーが大幅にデチューンされています。 しかし、実はこれらのパーツの他にもスポーツスターの動きを悪くしてしまうパーツが日本仕様には装着されています。それがリアのスプロケットです。 |
リアスプロケットを固定するゴムダンパーが乗り味をマイルドにしている
2003年以前のスポーツスターには装着されておらず、アメリカ本国のスポーツスターには装着されていないゴムダンパーが日本仕様のスプロケット部分に採用されています。アメリカと日本では道路事情が違うのでストップ&ゴーの多い日本の道路事情に合わせて装着されているパーツという話もありますが、確かに極低速時に多少車体がギクシャクする感じはします。 ですが、このゴムダンパーを装着することによって 1:スポーツスター本来のダイレクトなアクセルレスポンスが犠牲になる 2:バネ下重量が1kg~2kg増加することで動きが鈍くなる 3:ゴムが痩せるとスプロケットがガタツクようになりベルトにかかる負担が増えてしまう 4:見た目が野暮ったくなる などデメリットも発生します。 |
アメリカ仕様と同じダイレクトにスプロケットを装着するパーツを作りました
アメリカ仕様と同じようにゴムダンパーを使わずにダイレクトにホイールにスプロケットをマウントするスポーツスター用ライトプーリースプロケットをアルミを削りだして製作しました。 素材にはアルミの中でもA6061を採用しました。この素材は耐食性に優れるものの強度的にはジェラルミンや超超ジェラルミンといった素材に劣りますが、特殊な処理【T6処理】を施す事で強度を強化した特殊な素材です。 |
バネ下重量が軽くなることで足回りの動きが良くなり動きがダイレクトになる
スポーツスターの純正スプロケットとライトプーリースプロケットの重量差は1.43kgです。重要といわれることの多いバネ下重量ですが、車体とのバランスが一番大事です。ベストバランスで作られた車両のバネ下にあとから1kg以上の重量物をつければ当然動きは悪くなります。 日本の道路事情に合わせて装着されているゴムダンパーも裏を返せばアクセルに対するレスポンスを鈍くします。 また前述したように経年劣化でゴムが徐々に痩せてプーリースプロケットにガタツキが起こるようになります。そのため定期的なメンテナンスが必要になりますが、ライトプーリースプロケットに交換することで足回りの動きが改善され、アクセルのレスポンスが良くなり、さらに面倒なゴムダンパーのメンテナンスが必要なくなります。 |
高さの調整用カラーは超超ジェラルミンを削り出しました
ゴムダンパーを装着せずにプーリースプロケットを装着するためには高さを調整するカラーが必要になります。カラーの素材には軽量なアルミの中でも最高強度を誇る超超ジェラルミン【A7075】を採用しました。 軽量でありながら高い強度を誇る超超ジェラルミンはゼロ戦の主翼などにも使われていた金属です。 |
ボルトで固定する箇所はアルマイト処理後に金属の地肌が出るように加工 しています。ボルトで固定する箇所は間に皮膜がない方がきちんと固定す ることが出来るからです。ワールドウォークのロゴはレーザーで小さく刻印 されています。 | 表面処理は塗装ではなくアルマイトで処理しています。アルマイトの皮膜はアルミよりも硬く傷などに強くなります。またアルマイトの皮膜は素材の表面に半分、もう半分は素材を侵食する形になります。そのため塗装に比べて飛び石などの傷に対しては優位性があります。 |
見た目も変わります
純正のぽってりとしたデザインから、スッキリとしたデザインになる事でドレスアップ効果も高い商品です。 |
適合車種 | 2007年式以降のスポーツスター |
歯数 | 68T |
付属品 | 超超ジェラルミンカラー |
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Category:駆動系パーツ