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アジャスタブルセパレートハンドルキット

あなたはバイクのハンドルはなぜ位置調整できないのか?と思ったことはありませんか?車は快適に運転する為にハンドルやシートの位置を調整することが出来ます。しかし、バイクはシートの位置はおろか、ハンドルのポジションすら変更することが出来ません。(調整が可能な車種も一部にはございます。)

自慢じゃありませんが私は身長が低く手足もあまり長くはない為、足つきやハンドルの位置がしっくりとくるバイクは限られてしまいます。自分にあったハンドル位置にする為には沢山のメーカーが販売しているハンドルの中から自分にあった一本を見つけ出さなければなりません。それだけでも大変な労力ですがハンドルは実際に装着してみないと自分にあった物なのか確認する事ができません。何度もハンドルを脱着するのは大変な手間がかかります。

私は車とバイクどちらも乗りますが、車と比べてバイクのハンドルポジションは操舵に与える影響が大きくでます。自分にあったハンドルポジションが見つかれば、見違えるほどバイクの操舵がしやすくなるのです

私達は「バイクに快適に乗ることが出来るパーツ開発」を理念に掲げています。あなたにとって最適なハンドルポジションを見つけてもらうために必要なこと。それは沢山の種類のハンドルを作るのではなく、ポジションを変更することが出来るハンドルを作る事だと結論付けました。

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私の通勤用バイクはホンダのCB400SF【NC31】です。走行距離は10万キロを越えましたが、まだまだ元気に走ってくれる相棒です。私が社内で最もバイクで走行する距離が長い為、まずはCB400SF用に試作品をつくり走行してみることにしました。一般的なハンドルバーではポジションの調整が出来ない為、全く新しい形状を検討しました。条件は高さの調整と幅の調整が出来ること。色々調べてもヒントとなるような調整可能なバイクのハンドルは売られておらず開発は難航しました。

そんな時ヒントになったのは、スタッフが会社に乗ってきた自転車でした。私は自転車のことは解りませんが、スタッフが乗ってきたのはシングルスピードというタイプの自転車でハンドルの高さを変更することが出来るようになっていたのです。バイクと自転車では構造こそ違いますが、構成しているパーツは似ており、自転車のハンドルの高さを調整できる機構はバイクのパーツにも流用できると考え、開発スタッフに相談しました。


自転車のハンドルにヒントを得たことで開発のスピードは一気に加速しました。既存のハンドルとは全く違う発想で開発した為、1から図面を引いてサンプルを製作しました。まずは苦労の末に行き着いた形をご確認下さい

これがワールドウォークがたどり着いた理想的なハンドル形状です。私のCB400SF【NC31】にサンプルを取り付けてテストしてみましたが、スポーティーなポジションからゆったりとしたポジションまで幅広く調整が可能な為、自分にピッタリのポジションに調整することが可能です。

ハンドルの素材には軽量で強度のあるアルミを採用しました。同じ体積でも鉄に比べると1/3程度の重さで同じ力を加えた時に鉄よりも変形が少ないアルミを贅沢に削りだして作りました。また固定に使うネジは腐食や錆が少ないステンレスボルトを採用しました。


ハンドルの高さを上下に32mmの範囲内で調整が可能です。一番上にして装着した時と一番下にして装着した時の体感はたったの32mmとは思えないほど感覚が違います。一番下にして装着すると、車種によりますが、若干前傾になりスポーティーなポジションです。それに対して、一番上にすると、腕の短い私でも余裕のあるゆったりとしたポジションとなります。


スイッチボックス類の幅によっても、調整幅は変わってきますが、約22mm程度調整が可能です。片側で22mmですので、両方のハンドルを調整すれば、44mmの調整幅となります。最もハンドル幅を広げた時と縮めた際の差は前述したように44mmですがバイクに装着した際には操舵感がまるで変わります。

ハンドルの取りつけ角度は真一文字状態からかなり絞った状態まで、車体に干渉しない範囲で調節することが可能です。ハンドルの角度はハンドルの幅やポジションに大きく影響しますので、少し調整するだけで操舵の感覚が大きく変わります。

意図して作ったわけではないのですが、ハンドルのクランプを左右逆に装着することで、想定していたよりも更にハンドル幅を狭くすることが可能です。日常的に狭い道を走行しなければならない人にとっては最高のポジションになります。

調整ポイント
ハンドルの幅や高さ、絞りの角度などを調整する4ポイント
素材

アルミの削り出し

取り付けに使うボルト類はステンレス

調整幅

高さ32mm

幅:22mm【逆に着ける事で更に狭くすることは可能】

最大ハンドル幅:650mm【使い勝手を考えなければ更に広げることも可能】

最小ハンドル幅:585mm【使い勝手を考えなければ更に縮めることも可能】

ホンダ
スズキ
ヤマハ

CB400SF(NC31 NC39 NC42)

GSR400
MT-25 MT-03
VTR250
グラディウス400
NC750S(NC700S)
GSR250S GSR250F
CB750(RC42)
ST250
CB1300SF(SC54)
バンバン
グロム[2013-2015年式/JC61]
グラストラッカー
グロム[2021年式/JC92]
グラストラッカービッグボーイ
※グロム2016年式マイナーチェンジのJC61&JC75は適合確認を取っておりません。

取り付けのベース部分が車種によって異なる為、車種専用設計となります。ハンドルパイプ部分は共通部品のため、車種ごとに穴あけが必要になる場合があります。極端なポジションにする場合は別ですが、基本的にはワイヤー類の変更は必要ありません。

各車種の写真はクリックすると拡大します

VTR250-Fにつけるとハーフカウルのイメージもあって、よりレーシーなイメージに。ハーフカウルはほとんど干渉しないので、色々調整出来ます。

アップでワイドなハンドル位置のグロムは若干下げて、ハンドル幅も狭くセッティングすると軽快さに磨きがかかります。メーターバイザーとの相性も抜群です

CB400SFは純正のポジションも悪くはありませんが、思い切って低くしてハンドル幅を狭くするとスポーティーなイメージに変わります。ビキニカウルとの相性もよさそうです。

NC750Sのデュアルクラッチモデル搭載モデルに装着する場合はパーキングレバーがスペースをとる為、ある程度ハンドル幅が必要になり、幅の調整があまりできません。高さと取り付け角度は自由に変更できます。広めにとったポジションだと純正と同じぐらいのポジションになりますので、角度の調整や高さの調整をすることで、自分にとってピッタリのポジションに調整することが出来ます。

純正のハンドルが比較的アップハンドルの為、アジャスタブルセパレートハンドルをつけると、一番上に設定しても若干低く感じるかもしれません。近年では珍しくなった400cc直列4気筒エンジンは高回転まで回り、剛性の高いフレーム、太いタイヤはまさにスポーツモデルであることを印象付けます。これに低めのハンドルは見栄えも良く、GSR400のスポーティーさを際立てます。低めとは言いましたが、一番上に設定すれば、腕が短めの私でも余裕がありました。

GSR250は残念ながらバーハンドルを採用していない為、取り付けできませんが、ハーフカウル付のGSR250Sとフルカウル付のGSR250Fにはバーハンドルが採用されている為、取り付けすることが可能です。両車種共にカウル付のスポーティーなデザインの為、低めに取り付けすると更にスポーティーな印象のデザインになります。極端なセッティングにしなければ、カウルに干渉することも無くセッティングの幅も確保できています。操舵感も違和感無く、スポーティーなライディングを楽しみたくなります。

最大55PSを出力するパワフルなV型二気筒エンジンを搭載するグラディウスは個性的な見た目とは裏腹に非常にスポーティーな車両です。アジャスタブルセパレートハンドルキットを装着し、ポジションを最も下にセッティングすることで、スポーティーなライディング姿勢となり、積極的な操舵を可能とします。

ノーマルハンドルは若干アップで操舵もしやすいポジションです。アジャスタブルセパレートハンドルを一番上に設定すると高さはあまり変わりませんが、幅は少し狭くなります。低めにハンドル位置を設定して、若干前傾になるようなポジションがお勧めです。

スズキのクラシックシングルスポーツバイクST250は小柄で乗りやすいバイクですが、ハンドルの幅が若干広めです。当社のアジャスタブルセパレートハンドルキットを装着すると、最も広げた状態でもノーマルよりも狭くなりますがST250の車体には調度良いポジションになります。

バンバン200のノーマルハンドルはアップライトで幅広。街中を走るのにはちょっと幅広すぎるポジションです。アジャスタブルセパレートハンドルを装着すると、広めに設定した状態でもノーマルに比べてかなりハンドル幅が狭くなります。街中で走るには調度良いポジションになり、若干前傾のポジションを取ればマシンを操舵しやすい積極的な姿勢で運転する事が可能です。

他の250ccクラスのシングルエンジンを搭載しているバイクと比べても車体が一回り小さいグラストラッカー。車体に対してハンドルはやたらと広いので街中を走るのには広すぎる印象です。純正のハンドル幅がとても広いので、アジャスタブルセパレートハンドルを装着して広めにセッティングしても、ノーマルと比べるとかなり狭く感じるはずです。ダートを走るのであれば広めのハンドルのほうが操舵しやすいこともありますが、街中を走るのであれば最適なポジションにセッティングする事が可能です。

MT-25とMT-03は車体構成が同じ為、どちらの車輌にも装着可能です。純正のハンドル位置は低く広いポジションですが、狭く低くセッティングすれば更にスポーティーに。高く広くセッティングすれば、より汎用性の高いネイキッドマシンになります。

 

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Category:ハンドル