Item Detail

【再販開始】スポーツスター用 フロントフォークスプリング WXL-11

スポーツスター用 フロントフォークスプリング(商品番号 WXL-11)

 

スポーツスター XL1200Rを「うまく乗れないから、もっと乗りやすくしてほしい」とスタッフに言われ、車体を確認してみると、 フロントフォークが柔らかすぎて、動くが安定しない・リアサスペンションのダンパーが効いていないので、動きが安定しない・日本仕様にするために、燃調を薄くしている為、走り出しのトルクが不足している。この3点が問題としてあがりました。 まずは、上記3点の問題を解決する為にリアサスペンション・フロントフォークスプリング・インジェクションコントローラーの開発をスタートし、リアスペンションはアジャスタブル サスペンション WXL-10を発売しました。販売直後から、沢山の方にお買い上げ頂き、同時に・・・「リアサスの動きがよくなったら、今度はフロントの動きの悪さが目立つようになってきた」という声を頂きました。 そこで、スポーツスターをもっと快適に乗ってもらうためのパーツ、フロントフォークスプリング、アジャスタブルフォークキャップが完成致しました。

HARLEY DAVIDSON:SPORTSTERファミリー・XL1200シリーズ[-2003]

XL883シリーズ[-2003]

XL883L[2004-]

XL883N[2004-]

XL1200L[2004-]

XL1200N[2004-]

XL1200X[2004-]


※フロントフォーク径が39Φのモデルに適合します。

※カートリッジ式への取り付けはできません

※倒立タイプのフォークには適合しません

※使用する車両によって付属カラーのカットが必要な場合がございます。

※XL1200Sにも取り付け可能ですが、セッティングが他の車輌と異なります(参考データが付属します)


  • ・カラー:スプリング:ブラストショット&バフ研磨
  • ・素材:フォークスプリング:SWOSC-V・カラー:アルミ
  • ・作業時間:1.0h
  • ・付属品:取扱説明書
  • ・オイル:ワコーズ製・フォークオイル20番・内容量500ml×2個(セットの場合)
  • ・カラー径:28φ カラー長さ:165mm
  • ・スプリング径:30φ スプリング長さ:385mm
  • 製品名・型番
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乗りやすくするための問題点

フォークスプリングの問題点とは?

フロントフォークスプリングが長く、柔らかすぎるためフロントフォークに荷重が掛かった時に急激に沈み込んで簡単に底付きしてしまいます。 また、伸び側の減衰があまり効いていないため、伸びる動きも早すぎることも乗りづらさを感じる要因です。スポーツスターのフロントフォークは、”テレスコピックフォーク”という一般的なオートバイによく使われる機構のフロントフォークが使われています。

テレスコピックフォークとは?

図だけで見て、わかる人はかなりの猛者だと思いますが、オイルがバルブのところを通る際に生じる抵抗によって、減衰を制御する仕組みとなっています。 フロントフォークの性能は、 バネの硬さと、フォークオイルの硬さで決まると言っても過言ではありません。 スポーツスターのフロントフォークスプリングは長く柔らかい為、ブレーキング時には、激しく縮み加速時には激しく伸びきって、しっかりとブレーキングできない・コーナリングが安定しない・不快な振動になって体に伝わってくる といった症状が出てしまいます。 加速・減速・旋回のどのタイミングでもフロントフォークのせいで乗りづらいのです。

快適さを求めるスプリング

スプリングの問題点は、プリングが長く、柔らかすぎる為、フロントフォークに荷重が掛かった時に急激に沈んでしまう・沈み込んだスプリングが元の長さに戻ろうとする動きが早すぎる。この二点をスプリングとフォークオイルで解決しようとすると、スプリングを短くして、バネの硬さをもう少し硬くする・フォークオイルを純正よりも硬くする。方法が必要になります。スプリングは長いほど、ねじれやタワミが発生しやすくなります。スポーツスターの純正のフォークスプリングは長い為、ねじれやタワミが発生しています。 純正のフォークスプリングもアルミのカラーで長さを調整していますが、アルミのカラーを長くし、スプリングを短くすることでねじれやタワミに強くしました。

特徴

スプリングは不等ピッチ(プログレッシブタイプ)を採用

スプリングの一番上の方と一番下のほうでスプリングの巻き方の荒さが違うものをプログレッシブタイプと言います。 スプリングは荒く巻くほど、強い力を加えても縮まなくなり、細かく巻くほど弱い力で縮むようになります。 一本のスプリングで荒く巻いている部分と細かく巻いている部分を作ることで、弱い衝撃は細かく巻いている部分で滑らかに吸収し、強い衝撃を荒く巻いている部分がしっかりと吸収します。 結果的に柔らかいサスペンションの滑らかな動きと、硬いサスペンションの強い衝撃を受けても底づきせずに力強い動きの両立を実現しています。

バネの最高級素材「SWOSC-V」

バネは伸縮を繰り返すことによって、少しずつ本来の性能を失っていきます。 SWOSC-Vにも寿命はありますが、他の素材に比べて、寿命が抜群に長いのが特徴なのです。 また、更にこのSWOSC-Vにサンドブラスト加工とバフ研磨の表面処理を施しております。 勿論、日本製です。

オイルも日本製にこだわりました

オイルは日本で最も有名なケミカル(オイル)メーカーのワコーズのオイルを採用しました。 ハーレーの純正フロントフォークスプリングは柔らかく長い為、ブレーキをかける際には一気に縮みます。また、減衰力が効いていない為、伸びる時も一気に伸びてしまいます。 姿勢を安定させる為には、減衰力を発生させ、縮んだバネが元に戻るスピードをゆっくりにしなければなりません。 フロントフォークを変更せずに、減衰力を発生させる為には、フォークオイルの粘度を硬いものに変更する必要があります。弊社では、テスト時にワコーズの20番のフォークオイルを使用し、良い結果が出ておりますので、ワコーズのオイルをセットで提供いたします。

フォークキャップとのセットもございます

本来スポーツスターのフロントフォークには、セッティング機能はついていませんが、フロントフォークのキャップ部分を交換することで、プリロードの調整が出来るパーツを開発しました。

調整してもサスペンション自体の長さは変わらない

プリロード調整で変わる事とは?

プリロードの調整とは、バネをサスペンションやフロントフォークに組み込んだ時に、ある程度荷重を掛けておくことをいいます。通常、バネを組んだフロントフォークやリアサスペンションは、車体の重さ人が乗る事で縮みます。 しかし、プリロードを掛けて、あらかじめバネを縮めておくと、車体に組み付け、人が乗った状態で縮む量を調整することが可能です。例えば、車体に組み付け、人が乗った状態だと、10ミリ下がるとすると、プリロードを掛けることで、下がる量を7ミリにしたり、5ミリにしたりすることが可能です。 結果的にはプリロードをかければ、かけるほど、車高は高くなります。こういった機構の為、プリロードの調整と言うと、車高の調整が出来るというぐらいの認識の方もいらっしゃいますが、プリロードの調整をすることで、車高が変わるほかに車体の動きも大きく変わります。 あらかじめバネを縮めておくわけですから、弱い力が加わっても、バネは縮まなくなり、必然的に硬くなります。つまり小さなギャップなどを細かく拾うようになってしまいます。また、プリロードを掛けておくことで、バネは縮みますので、常に元の長さに戻ろうとする力が働くことになります。結果的に段差などで縮んだバネは通常時に比べて、元に戻ろうとするする力が強くなることになります。 車高・サスペンションの沈み方・サスペンションの伸び方。サスペンションの動きの全てに関わるのがプリロードの調整なのです。

  • 製品名・型番
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スタッフの試乗インプレッション

乗りこなせなかったスポーツスターが、リアサスペンションを変更することで、動きが変わり、乗るのが嫌になっていたのが、乗るのが楽しくなりました。通勤でもたまに乗るようになっていた愛車のスポーツスター XL1200R。開発から、フロントフォークのスプリングも出来たとの報告がありましたので、早速整備スタッフに取り付けてもらいました。

正直、リアサスペンションを変えたときの変化が強烈でしたので、フォークスプリングでどこまで動きが変わるのか?あまり期待していなかったと言ってしまうと、開発に怒られてしまいますが、それが本音でした。

早速乗ってみて、一番初めに驚いたのが、ブレーキがよく効くという事でした。スポーツスターのモデルの中でも、XL1200Rは、フロントブレーキがダブルディスクブレーキです。ですが、他のスポーツスターのモデル同様、あまり効かないので、リアブレーキを多用していました。これは、スポーツスターに乗る上では仕方がないのだと思っていたのですが・・・ブレーキを変更するのではなく、フォークスプリングを変えることで効くようになるとは!!

コーナーで大きな姿勢変化がなくなった為、乗車姿勢が安定し、ダンパーが効いている為、コーナー手前での減速の衝撃をコーナーを抜ける頃には、しっかりと和らげています。乗車姿勢が早く安定する為、安心してアクセルを開けて加速していくことが出来るようになっています。

リアサスペンションを弊社 アジャスタブルサスペンションに変えることで、突き上げ感はかなり緩和されましたが、フロントフォークは相変わらず、フニャフニャしていた為、路面の細かい段差をひろい不快な振動・突き上げがありましたが、それが激減しています。この不快な突き上げはなんとかしたい!というお客様の声は沢山ありましたので、満足して頂けると思います。

「フロントフォークスプリングと、リアサスペンションはどちらが先でしょうか?予算の関係で一個ずつ変えたいのですが・・・」  という質問を最近よく受けます。 「予算の関係であれば、安いフロントフォークスプリングからの方がいいですよ。」 とお答えするようにしております。

なぜなら、どちらもバイクの動きを良くする上では、効果絶大だからです。私はバイクに乗るのがより楽しくなり、片道30キロの通勤の道のりをいつもの通勤バイクではなく、一週間毎日スポーツスターで通勤したこともありました。私が通勤に使っているルートは、都内の混雑することで有名な環八・環七を含むルートです。重く動きが悪いバイクでは走りにくい事この上ないのですが、リアサスペンションとフロントフォークスプリングを変えたことで、乗りやすくなり、通勤にも耐えられるマシンになりました。 よくスポーツスターに乗っているお客様から、「国産のバイクのように動くようにするのはさすがに無理ですよね?」といったご質問を頂くのですが、リアサスペンションとフロントフォークスプリングを変更することで、かなり理想に近い動きをするようになります。

質問まとめました

Q: フォークオイルの交換はどれぐらいで変えたほうがいいですか? A: フォークオイルは、走行性能に関わる非常に大事な物ですので、20000キロ毎に一度、もしくは二年に一度をお勧めします。

Q:スポーツスター用ということですが、全てのスポーツスターに取り付け可能ですか? A:スプリング自体は短く、カラーを長くしておりますので、車種によって、カラーを切るなどの調整をして頂くことで、殆どのスポーツスターに装着可能ですが、39φのフロントフォーク専用ですので倒立サスペンションを採用している車両などは適合いたしません。

Q: ダイナなど、39φのフロントフォークで使用することは可能ですか? A:取り付けは出来ると思われますが、弊社ではテストしておりませんので、適合外として扱っております。

Q:プログレッシブタイプと言うことですが、巻きが荒いほうがどちらにくるのですか? A:巻きが荒いほうが上になります。

※2016年式以降のスポーツスターはフロントフォーク径が変更されているために装着できません。39φフロントフォーク専用品となります。